昨日、弊社スタッフZ氏と話をしていた時、「はっ」とする話がありました。
Z氏の故郷・長春では「最近、早朝に牛をひき連れて牛乳を売る人がいる」、というのです。
「牛乳の出前」とでも言うんでしょうかね。 「牧場しぼり」ならぬ「路上しぼり」です。
乳牛というのは案外四角いものですね。
たしかに中国では、粉ミルク事件以降国内産の牛乳加工についての不信感が高まっているし、その半面、政府はここ数年「牛乳を飲めキャンペーン」のようなものを、教育機関を通じてやっていたりするので、「飲みたいけど、飲みたくない」という人はいっぱいいるはずです。
乳牛モバイルサービスは、そんな市民のニーズに確実に応えるサービス・・・ですよね。
ラーメン屋が屋台として町に出るように、固定電話が携帯電話として町に出るように、ラジカセがウォークマンとして町に出るように、牛も乳牛として町に出てもおかしくないんです。
でも、なんか奇妙な感じがするのは、「牛乳」としての商品のベクトルが、予想と逆だからなのでしょうか。
通常、われわれが生きている消費社会というのは、原料に情報という価値をつけて、商品として成立してましたよね。
例えば、ざらめ(仮に10g=5円)を綿菓子にしたら一つ200円、それにピカチュウとかのキャラクターの袋をつけたら600円、で、消費社会は成立してきたはずです。そういうベクトルでお金を儲けるしくみは成立していた気がしました。
なんか最近は、そういう流れがではない気がします。
丸の内のオフィス街でやったら違和感がある商売でしょうけど、杉並だったら案外うけるのかもしれないですね(自然食品グルッペの店頭とか)。交通法とか衛生法とかで規制されそうですが。
乳牛レンタルサービスで、管理運営会社があってもいいかもしれないですね。
まあ、基本的に牛乳事情の悪い中国・長春だから成り立つ商売ではあります。
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