2009年9月25日金曜日

トウモロコシの作況

【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは22日、慢性的な食料難に陥っている北朝鮮で、トウモロコシの収穫量が平年の6割以下に落ち込む大凶作が予想されると報じた。

平壌郊外などの視察状況によると、今年のトウモロコシ作況について「訪朝した過去12年間で最悪。状況はかなり深刻だ」と指摘。

北朝鮮の年間収穫量は約250万トンで、豊作の年は300万トンに上るが、今年は150万トン以下にとどまる恐れがあると予測した。 金理事長によると、北朝鮮住民の70%が主食をトウモロコシに依存している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年、大凶作の年となってしまうとさらに食糧難の状況は悪化することが予想されますが、この北朝鮮へトウモロコシの輸出を行っているのが、北朝鮮国境沿いの中国エリアの朝鮮族の人々です。トウモロコシを輸出する代わりに、鉄鉱石などを輸入しています。


8月の国境沿いエリアでの視察では、中国の北朝鮮国境沿いエリアは、見た限りは一面、トウモロコシ畑。






一面に広がる畑。







どこまでも広がる畑。





中国、というと、どうしても「乾いた大地」「水不足」「公害」「汚染」とか思い出しますが、普通に田畑が広がる風景というのもあるんですよね。

このエリアでは、凶作という情報は特になかったのですが、北朝鮮の食糧環境の下支えに貢献することになるのでしょうか。

2009年9月3日木曜日

四カ国合同フェリー就航!

スタッフが東北地域のバイオマス関連の調査に行ってきましたので、その報告です。

この8月の東北地域のニュースの一つといえば、さる、8月20日「北東アジアフェリー株式会社」による、新潟―韓国-ロシア-中国を結ぶ4国間フェリーが開通したことではないでしょうか?






環日本海の時代、到来なるか?




この四カ国合弁会社によるフェリーは、何度も暗礁に乗り上げられながらも、ようやくこの8月就航の運びとなりました。

韓国や日本に近い中国吉林省の延吉は、東北地域の重要拠点として整備がすすめられてきましたが、海に出るには、ロシアもしくは北朝鮮のエリアを通過しなければならないために、これまであまり開発が進んできませんでした。

ここ数年、国の支援もあり、道路整備、鉄道整備などが行われているようですが、やはりまだまだ開発の余地があるようです。








中国の玄関口珲春









活気があるような、ないような。



このルートが開通したことにより中国の東北部からは、これまでの大連経由だけでなく、直接日本海の新潟・秋田等の港と繋がることが期待されるのですが、聞いたところの話によると、荷物が集まらず現在のところ定期就航は変更され、不定期就航だそうです。