2009年5月29日金曜日

実利的ファッション

だいたい毎日、「中国で売れそうなものはないか?」と考えながら歩いていますが、
今日、赤坂に来る道すがら、一番目に付いたのが、「長靴」でした。


東京もそろそろ、梅雨に入りますので、レインコート、傘は必携品です。


長靴なんて、ひと昔前であれば、「かっこわるい」とバカにされて終わりの商品なのに、
いまや赤坂界隈(おしゃれゾーンのほう)を、長靴で歩いてもまったく違和感のない時代になりました。








これが、おしゃれかどうかはわからないですが。


「ファストファッション」とか、不景気対応の衣料品が売れ、ユニクロの店内放送で「おまとめ買いでお徳!」見たいなのが流れていますが、お金をセーブしようと思ったら、「おまとめ買い!」よりも、「買わない」ほうがいいのにな、と思います、

が、人は「何か買いたい」んですよね。

長靴も、多分「何か買いたい」人にとっては、うってつけの商品のような気がします。
買う根拠がはっきりしているから、お財布からの最後の距離が近いですよね。


中国はどうかな、と考えてみると、

一般的な服飾品がおしゃれになる速度に対して、長靴、とか、腹巻とか、本来「機能」で売っていたものが、どこまでおしゃれになる必要があるのかという、生活の中の「おしゃれ浸透度」というのは、速度があまり速くない気がします。

台湾でも、たとえどんなに着飾った女性であっても、バイクに乗るときの雨合羽は、なかなか黄色のワンパターンから抜け出しませんでした(ヘルメットには、キティちゃんタイプとかありましたが)。

地域的にも、北方で長靴、腹巻は売れるのかも知れないですね。

南方だと、長靴はすごく蒸れそうですね。でも、腹巻などは、空調対策で売れるんでしょうね。

よく見かける街の下着やさん以外で売ったら、売れるんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。

2009年5月28日木曜日

北の国から 其の参

長春レポートの第三段です。

雑務団員のZさんがお伝えします。


長春、何が北京や上海と違うかというと、それは「物価」です。とにかく何でも安いです。

 学生時代は、東京から長春に直接帰ることが多く、東京と比べて「安い!」と思っていましたが、中国国内を見て回る機会が増えると、中国国内の物価の差、長春の物価の安さを実感します。


まず「衣の編」

 値段については北京、上海とあまり差はないですが、やはり女の子のファッショントレンドは、ここ数年吹き荒れた「韓国ブーム」から、「日本ブームに」乗り換えた感じで、時々、東京の渋谷にいるような錯覚を起こしてしまいます。


そして「食の編」

 もちろん食事も安いです。10人ぐらいの友達達で、長春人気しゃぶしゃぶ店に行って、思い切り飲んで、食べても500元(約7000円)かかりませんでした。

続いて「住の編」

 マンションの場合、北京の平均賃貸価格10,000元(14万円)/1㎡、上海の12,000元(17万円)に比べると、長春のマンション平均相場は4,000元(5.6万円)程度。これも安いです。




欧州スタイルな住宅も増えています。





また、続いて「足の編」

 北京の初乗りタクシー料金は10元(140円)、その後1キロ2元(28円)で、上海の初乗り11元(154円)、その後1キロ2.1(29円)元です。長春の場合、何と初乗り5元(70円)、その後1キロ1.3元(18円)です。

最後に、「楽の編」

 映画館のチケットは、北京、上海だと1人50~100元(700~1400円)ですが、長春は15~30元(210~420円)です。


 これだけ何でも「安い」「安い」というからには、裏返せば、長春の平均収入も低い、わけです。

 大学新卒の初任給は1,000元(14,000円)前後です。国有企業なら、もう少し多くなります。ある友人は某韓国大手電機メーカー長春支社に勤めていますが、中間管理職で月給は5,000元(7万円)。同じポジションの北京社員だったら、その倍はもらっているでしょう。


 長春で、本当にお買い得なものって、何でしょうね?

2009年5月26日火曜日

ナレッジ・プロセス・アウトソーシングとは

このブログ、「中国雑務団からの手紙」とタイトルで看板を掲げていますが、これは実はちょっと自虐的な名前でもあります。

これまで約10年ほど、中国やアジアに関する仕事に携わってきて、やれ研究員だったり、調査員だったり、いろいろな肩書を付けられて仕事をしてきましたが、ひとつのプロジェクトにかかわると、大概の場合、最終的には「なんでも屋さん」になります。

最初は、「調査」という名目で始まった仕事であっても、やがて「通訳」だったり、「ネゴシエーター」であったり、最終的には「販売員」であったり、段階において立場がどんどん変わることがあります。

一般的にいえば、どれをとっても、それぞれ「プロ」という立場の人がいるはずです。

でも、見ようによっては、これを最初から最後までお付き合いする前提で、串ざしでやってしまったほうが効率的なのではないか・・・。

それが「ナレッジ・プロセス・アウトソーシング」というコンセプトの原点です。

会社の側から見た場合、「中国進出」という命題は、アドホックで、流動的なことが多いのも、たぶんこの「ナレッジ・プロセス・アウトソーシング」という形にあっていると思います。

一部の業種は、未来永劫中国とお付き合いすることを前提に、中国へ進出していきますが、また一部の業種は、その時々の方針で、盛り上がったり、縮小したり、そのたびに中国関連のスタッフたちは、その波の影響を受けることになります。

で、あれば、そのプロジェクト自体をアウトソーシングしてほしいのです。

調査会社でなく、コンサルティングでもなく、どこまでもパートナーで、というのが我々のスタンスです。

たとえ、雑務団と呼ばれようとも…。

2009年5月19日火曜日

百貨店百景

先日、母の日のプレゼントを買いに日本橋にある某百貨店に買い物に行きました。

店員さんと、あれやこれやと相談した後、商品を決め、会計が済んだところで、

「お客様、傘はお持ちですか?」と、聞かれました。

「いや、ここに入ってきたときは雨は降っていませんでしたよ」

というと、店員さんは、

「今、店内の音楽が『雨に唄えば』に変わりましたね。外は雨が降っていますよ」

確かに、外に目をやると、傘がちらほら見え、店内には静かに♪I'm singin' and dancin' in the rainと流れていました。

最近、日本の百貨店は大変な窮状に陥っているようですが、百貨店で買い物をすると、店内はいろんなノウハウの固まりで支えられているんだな、と思います。

それにしても、買い物客が少ないものです。店員さんと話をするのは持ってこいのシチュエーションですが、人によっては、こういう買い物スタイルは嫌なんでしょうね。私は、おばさんなので、わりと好きなのですが。

中国商務部のサイト「商務予報」(天気予報のビジネス版)によると、中国の百貨店の売り上げ高は今年、30%前後の増加率を示しています。天気予報でいえば、「晴れ」ですね。

ただし、中国の小売店のカテゴライズでいうと、「大中型百貨店」というのは、今「大型商場」と呼ばれる大型ショッピングセンターに押されぎみなのも事実です。


2008年、百貨店という業態で登録された企業の、売上高ランキングは以下のとおりです。

                                      単位:万元
                   
                           1 大商集团   (大连)  6,255,500
2 合肥百大   (合肥)  1,940,000
3 山东银座   (济南)  1,871,594
4 天津一商集团(天津)  1,780,000
5 新世界百货 (香港)   1,480,000
6 南通文峰大世界(南通) 1,410,139
7 利群集团   (青岛)  1,386,877
8 长春欧亚集团(长春)  1,213,044     
9 武商集团   (武汉)  1,150,000
  夜の武漢の新世界百貨                      

百貨店単体の売上ではないのですが、各地方都市の主要プレイヤーです。各社とも、現在各地方都市に出店を続けていますので、国取り合戦のような絵巻物とか、モノポリーみたいなゲームとか作ると市場の構造がわかりやすくなるかもしれませんね。

計画経済時代から発展した売り場は、たとえば、お会計までの導線ひとつとっても、「本当に売る気あるのか」という気分にさせられることがあります。

「釣銭を投げるな」、とか、「笑顔を作れ」、という接客態度だけじゃなく、何か知恵のようなものが欠如している気がするのです。

この先、大型商場との棲み分け、購買者のセグメント化がされてきたときに、百貨店はどういうサービスを提供するんでしょうか。

2009年5月18日月曜日

北の国から 其の弐

中途半端に、話題を変えて、食べ物の話です。

今、おすすめの料理はこちら。




灶爆锅というそうです

中には魚やら肉やら・・
青唐辛子のようなものもみえますが。


あと、羊のモモを焼く、というのもおススメだそうです。




ダイナミック!






特にこれ、調理の手間がかからなくて、いい感じですね。

おいしい羊、炭、があればいいようです。

最近は、犬であれウサギであれ、大概の肉は手に入りますが、

羊のモモ、日本だとどこで手に入りますかね・・・。

北の国から 其の壱

北の国から弊社スタッフZ氏が帰国して参りましたので、少し報告をさせていただきます。

今回、スタッフZ氏が滞在していたのは、吉林省の長春です。

「長い春」と書いて「長春」と名づけるぐらいですから、みんなよほど寒かったのだろうな、と思いますが、写真の通り長春は今、かなりの暑さのようです。人口密度の低さと、建物にくっついているハングルの文字から、北朝鮮の風景を思い出してしまいますね。(北朝鮮、行ったことないですが・・・)。




北朝鮮ぽいのはハングルが見えたからだけでしょうか
これは温浴施設です。




ここ数年は、政府による「東北振興政策」により、東北三省(遼寧・吉林・黒竜江)の経済発展政策が数々発表されています。「西部大開発」が西のリンクの形成であるのに対して、東北振興政策は北東地域の経済圏の形成を目指しています。

西部大開発がインフラ整備そのものに焦点が置かれるのに対して、東北振興政策は「老工業」=重工業単一経済からの脱却です。国有企業の改編も行われました。




ざっくりとした町並みです。





(其の弐に続きます)

サイマー!@武漢

競馬好きで名高い浅田次郎氏の著書に「サイマー!」という本があります。

「サイマー」とは、中国語の「赛马」(saima)の日本語読みなのですが、浅田次郎氏が世界の競馬場を旅するという、たぶん、浅田次郎氏が浅田次郎氏のために書かれたような本なのですが、「一度は行ってみたいな」という気分にさせてくれる本です。

先日シンガポールのレースで日本の高岡厩舎の馬が優勝していましたが、最近シンガポールに日本の厩舎が進出するなど日本の競馬界も、海外に目を向けるようになってきました。馬が海外のレースに出走することはよくありますが(それでも、なかなか勝てないですが)、「競馬」というビジネスを海外で展開するには、相当な労力が必要なんだろうな、と思います。

たぶん、浅田次郎さんも目をつけていると思いますが、中国でもひっそりと競馬が始まりました。

場所は武漢です。










秦さんという方が、
開催を働き掛けた様子も記事になっています。



このニュース「新中国首次商业赛马武汉先行试点悬念」によると、武漢というのは、かつて「競馬の都」だったんですね。そして、武漢は、「鉄」「車」「光」の次は、「馬」なのか・・・と。

上海が英国の租界であったころ、中国でも競馬が行われており、今でも上海の人民広場を歩いていると、コースの「残骸」みたいなものを、みつけることができます。その後、元政治体制に移行して以降、競馬は禁止されました。実は、違法の時代でも、一部で金銭の絡まないプライベート・クラブでの競馬は行われていましたが、人々にとってそれほどメジャーなものとはなっていませんでした。

香港の競馬場に行くと、「中華人民共和国国歌」がレース終了後鳴り響きますので、こういう意味でも中国では、一部競馬が開催されていたのですが、中国本土にて本格的に行われるのは、昨年に入ってからです。

・馬の育成はどうなるのか
・馬券の販売システムはどうなるのか

等など、気になることがたくさんあるのですが…、
誰か知っていたら教えてください。


というか、次回武漢に行った時には、絶対見に行こうと思っています。

2009年5月16日土曜日

中国ベストレストラン100

中国ベストレストラン100が発表されました!

と、いっても美味しいレストランのグルメガイドではありません。

毎年、中華全国商業信息中心聯合が発表する「中国100強飲食業ランキング2008」です。正確には、中国100強レストランですが、経営状況がベストな100社ということにしました。

今年の1位は、「百貹餐飲集団中国事業部」です。中国では、ピザハットやケンタッキーのフランチャイズ経営をしている会社です。グループ全体では、全世界の110の地域で35000店舗のチェーン店を展開しています。

(中国のピザハットのコースメニュー・セットメニューの構成がわかりにくいと思うのですが、気のせいでしょうか?)

そして、2位は「小肥羊」 (内蒙古小肥羊餐飲連鎖有限公司)です。最近は、都内でもかわいい羊マークを見かけるようになりましたが、かわいいロゴマークからは想像のできない辛い四川風しゃぶしゃぶを出すお店です。弊社の近所にも1軒ありまして、年中お世話になっていますが、この鍋の侮れないところは、スープがどんどん病みつきになっていくところだと思います。







画像はイメージです。



いわゆる「鴛鴦鍋」と呼ばれるもので、白湯スープと辛いマーラースープを選べますが、辛いスープのほうが回を追うことに辛くなるという経験をされている方も多いのではないでしょうか。だいたい、辛さの選択で、その人の負けず嫌い度を測定することができると思うので、 「デートにおすすめ!」とは言いませんが、たぶんビジネスパートナー探しには向くかと思います。

そして3位は「小尾羊」(内蒙古小尾羊餐飲連鎖股份有限公司)です。ここも、鍋です。東京都内では、「小肥羊」が都内の中心で出店を広げていくのに対して、「小尾羊」は、どちらかというと郊外に出店する傾向がありますね。

先日は、横浜中華街の中で出店しているのをみかけましたが、やはりお店に入っていく人たちは中国人の方が多かったです。

こう考えると、やはり鍋屋さんは儲かりそうだな…という気がします。

以下ランキングは100位まで続いていきますが、お馴染みなところで言うと、48位に北京吉野家が入っていますね。

細かく見ていくとほんとキリがなくなってくるようなので、詳細な資料が必要なかたは、エクストリコまでお問い合わせください。

2009年5月15日金曜日

歓迎!中国家電ツアー

最近テレビでは、家電紹介ブームといいますか、芸人さんが色々と家電製品を紹介する番組をよくやっていますね。

確かに、最近のテレビは通常の「電源を入れて視聴する」というパターンを越えた機能を標準装備しているし、なんでもだいたい、ややオーバースペック気味のものを買わされている気がします。うちにもビエラがありますが、品川さんに教えていただかなければ、知らない機能がありました。

私も、実は家電屋さんめぐりが大好きです。でも、家電というのはのめり込むまでに、やや参入障壁が高いんですね。ある程度のスペックが頭に入っていないと、比較する楽しさ、が楽しめないと思うんです。

そこで、おすすめなのが、中国の家電屋さんめぐりです。中国の家電屋さんだと、スペック重視でなく、もっとざっくりしたところで、家電製品の観察が楽しめます。残念なのは、居住していないと、買っても持ち帰るのが困難というところでしょうか。あくまで、エアーショッピング?ですね。

中国では、全国的に家電量販チェーンが展開しており、たとえば「国美電器」や「蘇寧電器」などは、日本の量販店の売り場とよく似ています。カルフールなどのショッピングセンターの家電コーナーも悪くないですが、やはり量販店のほうが気分が盛り上がりますね。

日本と違うのは、日本は国産メーカーが主流ですが、中国は国産・海外メーカーが入り乱れています。これまでの固定観念を「あっ」と翻すような、商品というものが少なくありません。

個人的に、まっさきにチェックするのが(これには、私の性別と年齢が影響していますが)

・冷蔵庫





例えば、冷蔵庫。花柄の冷蔵庫の
似合うキッチンてどんな感じなんでしょうか。



・電子レンジ
・ノート型パソコン

でしょうか。冷蔵庫は、表向きのデザインなども要チェック(カラーバリエーションも含めて)ですが、中を開けると、結構日本では見たことのない機能が搭載されていることがあるので、必ず中を開けましょう。

電子レンジは、調理器具一般にも言えることですが、「蒸し物」をいかに手軽に調理する機能が搭載されているか、をポイントにしてみるといいと思います。

ノート型パソコンは、スペックよりもデザインの自由さです。でも最近は、日本のパソコンもかなりデザインが自由な感じなので、あまり衝撃はなくなったかもしれません。

小物でいうと、
・豆乳メーカー
・加湿器





  おっと、どこかでお目にかかったことがあるような・・・。


なども、意外なデザインで登場することがあるので、必ずチェックします。

テレビ・DVD等のようなスペック重視のコーナーで、日本で見受けられるような「声をワントーン高くして熱く語る店員」という人に会ったことはないのですが、人によってはそこそこ説明はしてもらえます。

日本のテレビも、そろそろ「中国家電ツアー」みたいな番組つくらないでしょうか。中国雑務団がアテンドしますので・・。

2009年5月14日木曜日

中国の土壌汚染問題

本日の日経BPオンライン記事「悲鳴をあげる中国農業」(ログインが必要です)で、中国の水問題・土の問題が出てました。 おもしろかったです。

 中国の水環境の悪化は、昨年日本国内の様々メディアでも取り上げられていましたが、あまり話題にならないのが中国の土壌汚染問題じゃないでしょうか。(おととしぐらいに、毎日新聞で広東省の土壌汚染の写真が大きく掲載されていた記憶はありますが。)この記事を読んで思ったのは、やはり中国の土地の所有権制度が農業に及ぼす影響は、根が深いということです。所有していない土地なんて、やはり大事にするわけがないと思います。

 私もこれまで2年~3年間にわたり、中国の土壌汚染問題の情報収集をしていましたが、まず中国の「大気汚染」「水質汚染」に対する関心は日本でも中国でも高かったですが、「土」となると、なんだか急にトーンが下がります。

 特に、「重金属汚染」という視点から見てみると、日本の水俣病の経験などが伝わり、一部関心が高いことがうかがわれますが、重金属となると、おもちゃ等に含まれる塗料などのほうに関心が行くようです。

 「農業汚染土壌の理論と実践」(鄭国璋著/博士文庫)を、読んでみると、中国での土壌汚染は、一般に鉱山など自然由来の重金属汚染も中国では広範囲に広がっていることのほかに、有鉛ガソリンの影響等による都市道路付近の重金属汚染が広まっていることがわかります。

 都市近郊で作られる野菜の中にも、高濃度の重金属が含まれているデータもあり、中国でも意識を持つ人が増えてくれば、大きな社会問題になる可能性を秘めていると思います。

 じゃあ、どうすればいいのでしょうか、土を浄化すればいいのか、といっても、恐らくそこはまずコストの問題、費用対効果の側面から、なかなか土の浄化は進まないでしょう。

 今日の記事を読んでいても、安全な農作物をつくるために、土をきれいに、なんて発想はまだまだ遠い道のりなのかな、という気がしました。

2009年5月13日水曜日

西武の渡辺監督

特に、西武ライオンズのファンではないのですが、最近の野球の中で一番気になっているのが、
西武の渡辺久信監督です。 「寛容力」ということで、最近話題にもなっているようですね。

それは、去年西武ライオンズを、日本一、いや、アジア一に導いたわけですから、当然注目度も高いですし、私達の年代からしてみれば、さらっとした長髪をなびかせ、黄色い声援の中でマウンドに立っていたあの渡辺久信(確か、写真集とかも売れていたような)、というイメージが強かったと思います。

私のイメージも往年のイメージで止まっていたんですが、その渡辺監督に再会(?)したのは私の台湾滞在時代でした。南京東路の兄弟飯店の前だったと思いますが、他の台湾人選手らとお昼ごはんに並んでいたと思います(麺線屋さんだったかな)。

台湾の球界はいま、悲惨な状況です。

かねてから噂される野球賭博、マフィアの存在、アジアシリーズでもWBCでも敢え無く敗退、撤退する球団も出て、球界全体のレベル低下が懸念されています。

渡辺監督が在籍していた嘉義勇士は、中・南部に拠点を置くチームで、テレビ局・携帯電話会社等のスポンサーを経た後、スポンサーがいなくなり、台北のde-media T-REXに吸収され、またまた経営危機で2008年にカーナビメーカーに吸収され、その後野球賭博、八百長疑惑が発覚し連盟から除名処分でチームは解散しています。

渡辺監督が選手・コーチとして活躍していたころ、テレビ中継でもよくみかけ、私も積極的に応援するようになりました。他の野球好き友人に聞いてみると、台湾での知名度も高いことが分かり、更に球場に見に行くようにもなりました(大学院のクラスメイトは7割ぐらいが野球好きでした)。なんで、そこまで渡辺監督が気になったかというと、たぶん台湾で頑張る日本人を見つけたかったからなのかもしれません。

メジャーリーグに行ったわけでもなく、瀕死の台湾野球のチームを経由して、日本に戻った渡辺監督に一度、台湾で見てきたものを聞いてみたいと思うのです。台湾って、何だったですか、と。

2009年5月12日火曜日

四川の地震から1年

本日、5月12日は、1年前、四川で大地震が起きた日です。

確か地震から半年ぐらい経過したときに、北京でテレビを見ていましたが、
その時でも特集番組が多く、驚いた記憶があります。

たぶん、本日の中国のテレビは、特集番組が続いているのではないでしょうか。


私が見ていた番組の構成は、大きく分けて三種類ぐらいに分かれた気がします。

・ひとつは、現地の様子や新しい情報をそのまま伝えるタイプのもの

・もうひとつは、英雄もの

・あと、最後のタイプがとても印象的だったのですが、
協力を呼びかける、参加型のようなものです。


日本のテレビだと、テレビ主導の募金活動であるとかが主流になりますが、 中国だと、何か人々のメンタルな部分を言語化して、参加を求めている感じが、強く出ていた気がします。

ポータルサイトも、ショッピングサイト陶宝網も今日は特別バージョンに切り替わっています。

2009年5月11日月曜日

開始の言葉

株式会社エクストリコスタッフのYです。

本日より、ブログを開始いたしました。

雨の降る日も、風の吹く日も、

とりあえず無理せず進めて行く予定ですので、

なにとぞお付き合いのほどよろしくお願いします。