このブログ、「中国雑務団からの手紙」とタイトルで看板を掲げていますが、これは実はちょっと自虐的な名前でもあります。
これまで約10年ほど、中国やアジアに関する仕事に携わってきて、やれ研究員だったり、調査員だったり、いろいろな肩書を付けられて仕事をしてきましたが、ひとつのプロジェクトにかかわると、大概の場合、最終的には「なんでも屋さん」になります。
最初は、「調査」という名目で始まった仕事であっても、やがて「通訳」だったり、「ネゴシエーター」であったり、最終的には「販売員」であったり、段階において立場がどんどん変わることがあります。
一般的にいえば、どれをとっても、それぞれ「プロ」という立場の人がいるはずです。
でも、見ようによっては、これを最初から最後までお付き合いする前提で、串ざしでやってしまったほうが効率的なのではないか・・・。
それが「ナレッジ・プロセス・アウトソーシング」というコンセプトの原点です。
会社の側から見た場合、「中国進出」という命題は、アドホックで、流動的なことが多いのも、たぶんこの「ナレッジ・プロセス・アウトソーシング」という形にあっていると思います。
一部の業種は、未来永劫中国とお付き合いすることを前提に、中国へ進出していきますが、また一部の業種は、その時々の方針で、盛り上がったり、縮小したり、そのたびに中国関連のスタッフたちは、その波の影響を受けることになります。
で、あれば、そのプロジェクト自体をアウトソーシングしてほしいのです。
調査会社でなく、コンサルティングでもなく、どこまでもパートナーで、というのが我々のスタンスです。
たとえ、雑務団と呼ばれようとも…。
0 件のコメント:
コメントを投稿