2009年5月18日月曜日

サイマー!@武漢

競馬好きで名高い浅田次郎氏の著書に「サイマー!」という本があります。

「サイマー」とは、中国語の「赛马」(saima)の日本語読みなのですが、浅田次郎氏が世界の競馬場を旅するという、たぶん、浅田次郎氏が浅田次郎氏のために書かれたような本なのですが、「一度は行ってみたいな」という気分にさせてくれる本です。

先日シンガポールのレースで日本の高岡厩舎の馬が優勝していましたが、最近シンガポールに日本の厩舎が進出するなど日本の競馬界も、海外に目を向けるようになってきました。馬が海外のレースに出走することはよくありますが(それでも、なかなか勝てないですが)、「競馬」というビジネスを海外で展開するには、相当な労力が必要なんだろうな、と思います。

たぶん、浅田次郎さんも目をつけていると思いますが、中国でもひっそりと競馬が始まりました。

場所は武漢です。










秦さんという方が、
開催を働き掛けた様子も記事になっています。



このニュース「新中国首次商业赛马武汉先行试点悬念」によると、武漢というのは、かつて「競馬の都」だったんですね。そして、武漢は、「鉄」「車」「光」の次は、「馬」なのか・・・と。

上海が英国の租界であったころ、中国でも競馬が行われており、今でも上海の人民広場を歩いていると、コースの「残骸」みたいなものを、みつけることができます。その後、元政治体制に移行して以降、競馬は禁止されました。実は、違法の時代でも、一部で金銭の絡まないプライベート・クラブでの競馬は行われていましたが、人々にとってそれほどメジャーなものとはなっていませんでした。

香港の競馬場に行くと、「中華人民共和国国歌」がレース終了後鳴り響きますので、こういう意味でも中国では、一部競馬が開催されていたのですが、中国本土にて本格的に行われるのは、昨年に入ってからです。

・馬の育成はどうなるのか
・馬券の販売システムはどうなるのか

等など、気になることがたくさんあるのですが…、
誰か知っていたら教えてください。


というか、次回武漢に行った時には、絶対見に行こうと思っています。

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