2009年5月13日水曜日

西武の渡辺監督

特に、西武ライオンズのファンではないのですが、最近の野球の中で一番気になっているのが、
西武の渡辺久信監督です。 「寛容力」ということで、最近話題にもなっているようですね。

それは、去年西武ライオンズを、日本一、いや、アジア一に導いたわけですから、当然注目度も高いですし、私達の年代からしてみれば、さらっとした長髪をなびかせ、黄色い声援の中でマウンドに立っていたあの渡辺久信(確か、写真集とかも売れていたような)、というイメージが強かったと思います。

私のイメージも往年のイメージで止まっていたんですが、その渡辺監督に再会(?)したのは私の台湾滞在時代でした。南京東路の兄弟飯店の前だったと思いますが、他の台湾人選手らとお昼ごはんに並んでいたと思います(麺線屋さんだったかな)。

台湾の球界はいま、悲惨な状況です。

かねてから噂される野球賭博、マフィアの存在、アジアシリーズでもWBCでも敢え無く敗退、撤退する球団も出て、球界全体のレベル低下が懸念されています。

渡辺監督が在籍していた嘉義勇士は、中・南部に拠点を置くチームで、テレビ局・携帯電話会社等のスポンサーを経た後、スポンサーがいなくなり、台北のde-media T-REXに吸収され、またまた経営危機で2008年にカーナビメーカーに吸収され、その後野球賭博、八百長疑惑が発覚し連盟から除名処分でチームは解散しています。

渡辺監督が選手・コーチとして活躍していたころ、テレビ中継でもよくみかけ、私も積極的に応援するようになりました。他の野球好き友人に聞いてみると、台湾での知名度も高いことが分かり、更に球場に見に行くようにもなりました(大学院のクラスメイトは7割ぐらいが野球好きでした)。なんで、そこまで渡辺監督が気になったかというと、たぶん台湾で頑張る日本人を見つけたかったからなのかもしれません。

メジャーリーグに行ったわけでもなく、瀕死の台湾野球のチームを経由して、日本に戻った渡辺監督に一度、台湾で見てきたものを聞いてみたいと思うのです。台湾って、何だったですか、と。

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